従業員の視点で考える企業型確定拠出年金(企業型DC)
投稿日:2021.04.06
今回は、企業型確定拠出年金(以下、企業型DC)を導入している(予定も含めて)
企業で働く従業員の皆さまに向けて
- 資産運用をおススメする理由
- 企業型DCをいかに活用するべきか?
などについて、説明します!
【企業型DCについて、こちらも併せてご覧ください!】
目次
企業型DCをおススメする理由
そもそも今、資産運用は必要なのか?
老後の資産形成に関して、昔はあまり考える必要がありませんでした。
例えば、ボーナスに対して社会保険料が1%しかかからなかったり
定期預金に預けておけば7%の金利がついたりと
資産運用なんて意識しなくても、勝手にお金が貯まる世の中でした。
・・・今では考えられませんね(汗)
しかし、今となっては
- 少子高齢化に伴う公的年金の減少
- 年功序列賃金制度の崩壊
- 退職金の減少(詳しくはこちら(リンク))
- 超低金利
- 社会保険料負担増
といった問題が顕在化していて、2019年に噴出した
「老後資金2,000万円問題」
のきっかけとなった、金融庁が発表した報告書には、
公的年金制度だけでは資金不足に陥る可能性が高いことと
長期・分散型の資産運用の重要性について示されています。
資産運用が当たり前な世の中になっていく
2022年度から、高校家庭科の授業において
投資信託などの金融商品を学ぶ授業が開始されることはご存じですか?
これからは、高校生から下の世代に関しては、資産運用の知識を持った世代となるのに対し
現役世代は、それらを学ばないまま
老後を迎えてしまう危険性をはらんでいます。
- 老後資金の問題への対応
- 次の世代に正しく資産運用を伝える
これらのために、資産運用を行っていく必要はあるという事は、頭に入れておいてください。
どうせなら有利な制度を活用しよう!
国もお金は出せないものの、資産運用を始めやすいような制度を用意していて
企業型DCもその一つです。
この中で、企業に勤める従業員の方にメリットが一番大きいのは、企業型DCです。
(それぞれのメリットは上のリンクをご覧ください!)
お勤め先の企業が従業員のために
決して安くないコストを支払って導入している制度ですので、最大限活用しましょう!
制度について理解する
まずは制度のイメージをつかもう!
企業型DCを活用して老後への貯金を行う場合のメリットで分かりやすいものは
- 社会保険料
- 所得税
- 住民税
などが軽減される点ですが
ここで、給料が月30万円の人が、毎月2万円を貯金する場合、制度を活用した場合と
活用せずに貯金した場合の比較を見てみましょう。
このように、制度を活用した場合のほうが、
それぞれの控除の効果により、トータルで5千円得ができます。
年間で6万円ですので、大きいですね・・・!
更に毎月2万円ずつを、それぞれのケースで長期間貯め続けた場合の
シミュレーションはこちらです!
企業型DCの制度を活用し、元本保証の商品で貯めていくだけでも効果はありますが
注目していただきたいのは、運用商品を使って
期待利回り6%で長期投資を実践したケースです。
正しく資産運用を学んでいけば、期待利回り6%で運用することは
十分可能な範囲です。
これを機会に投資について学んでいきましょう!
まとめ
いかがでしたか?
企業型DCを導入している、またはこれから導入される企業にお勤めの皆さんの中で
「まだ利用していない」
「企業型DC使っているけど、これで正しいのか分からない」
そんな方は、ぜひ過去の記事をご覧になって
企業型DCと資産運用について理解を深めていきましょう。
また、アーリークロスでは、企業型DC導入後の従業員の皆様や
資産運用についてもっと知りたい!
という方からのご相談も受け付けています!
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