【2020年度、過去最大の黒字】GPIFについて深く知ろう!

皆さんは「GPIF」という組織を知っていますか?


GPIFとは「年金積立金管理運用独立行政法人」のことで、未来の為に年金の一部を運用している組織のことを指します。


7月2日に発表されたGPIFの「2020年業務概況書」によると、2020年の運用実績は

 

  • 収益率 ・・・ +25.15%(年率)
  • 収益額 ・・・ +37.8兆円

 

となり、過去最高の黒字幅となりました。

 

GPIF、2020年度の運用実績は黒字最大37兆円。コロナ対策で株価上昇 | 株式投資の比較・ランキングならHEDGE GUIDE
https://hedge.guide/news/gpif-result-202107.html


2020年の当初国家予算は102兆円でしたので、GPIFは資産運用で4割弱の金額を稼ぎ出したことになります。凄まじい成績ですね・・・。


ただ、GPIFという組織が日本の年金制度の中でどのような役割を担っているのか?ということを知らない方も多いと思います。
今回は日本の年金制度とGPIFの運用目的について、およびGPIFの運用手法について説明していきます!


GPIFを通じて日本の年金制度の理解を深めていただくとともに、資産運用のお手本というべきGPIFの運用方法を参考に、皆さんの資産形成にお役立てください!

日本の年金制度とGPIF

日本の年金制度のしくみ

まず日本の年金制度は、現役世代が納付する年金保険料で、その時々の高齢者に年金を給付する仕組みです。
つまり私たちが将来受け取る年金は、その子どもや孫の世代が納める年金保険料で賄われることになります。


今支払っている年金保険料が将来そのまま年金として戻ってくる制度ではないということですね。

GPIFの役割

しかしご存じのとおり、日本は少子高齢化が進んでおり、このままでは現役世代の負担がますます大きくなってしまいます。


そのため将来の年金財源の不足額を「年金積立金」として補うために、納められた年金保険料のうち、年金の支払いに充てられなかったお金を運用しているのがGPIFなのです。

 


年金財源全体の中で、年金積立金から賄われるのは10%程度です。
基本的に将来世代の負担を減らすためのお金ですので、2020年のように運用成績が良かったからといって、来年の年金支給額が増えたりするわけではありませんので、悪しからず・・・。

GPIFの運用について

運用成績

そんなGPIFの運用状況ですが、2001年からの累積で見てもかなりの好成績を収めています。

 


GPIFの収益目標は「賃金上昇率 + 1.7%」ですので、メチャメチャ優秀な成果ですね!

運用手法

そこで気になるのが、GPIFはどんな運用をしているのか?ということですが、GPIFはインデックス運用を基本とした分散投資です。元々将来の年金積立金を運用していることから、まさに「長期」と「分散」を実践した積立投資を行っているんですね。


GPIFの基本ポートフォリオは以下のとおりです。きれいに国内外の株式と債券を分散投資しています。

 


また、様々な国に分散投資を実施しています。

 


株式は約6,000銘柄、債券は約15,000銘柄に投資をしており、正にお手本のような国際的分散投資をやっています。


今までの運用におけるキャピタルゲインとインカムゲイン内訳は以下のとおりです。

 

赤 ・・・ キャピタルゲイン  青 ・・・インカムゲイン


収益のうち、キャピタルゲインは市場価格の変動により短期的には評価損となることもありますが、インカムゲイン(利⼦・配当収入)は市場変動の影響を受けにくいため、利⼦や配当による収入を安定的に積み上げていることが分かりますね!


企業型DCおよびiDeCoなどで、個人でも老後の資産形成を実践する必要性が高まる中、同等の目的で国が実施しているGPIFの運用手法は、是非参考にするべきであるといえます。

まとめ

いかがでしたか?


年金制度におけるGPIFの役割と、GPIFがどんな運用を行っているのか?ということを知っていただくことで、ご自身の老後の資産形成における良きお手本としていただけると幸いです。


GPIFについてもっと詳しく知りたい方は、GPIFのYouTubeチャンネルもありますので、是非覗いてみてください!

 

※GPIFについてもっと知りたい方はこちらの動画がおススメ!(GPIFチャンネルより)


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そんな方は、アーリークロスにご相談ください!

 

※出典
「2020年度 業務概況書」(年金積立金管理運用独立行政法人)
https://www.gpif.go.jp/operation/2020_4Q_0702_jp.pdf

 

 

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