【心理のワナ】インベスターリターンvsトータルリターンのお話

皆さんは「インベスターリターン」「トータルリターン」という言葉を聞かれたことはありますか?


この2つは投資信託のリターンを見るための指標として知られていますが、この指標と共にそれぞれの投資信託を見ていくと、投資において人がどれだけ感情に流されて行動しているのか?ということが分かってきます。


今回は、投資信託の銘柄を、この2つの指標を参照しながら見ていきたいと思います。
是非最後までご覧ください!

インベスターリターンとトータルリターン

「インベスターリターン」と「トータルリターン」は、いずれも投資信託のリターンを見ていくための指標ですが、それぞれの表すものは以下のとおりです。

 

  • インベスターリターン ・・・ 当該ファンドを保有している投資家が、実際どのくらい儲かったのかを表す指標。保有者損益。
  • トータルリターン   ・・・ 一定の期間でどのくらい値上がり(値下がり)したのかを表す指標。基準価額の騰落率。


二つの指標を比較して見ることで、投資家が売買を通しをしているのか?損しているのか?が分かります。


例えば、投資家がファンドを安値で買って高値で売っている場合、インベスターリターンをトータルリターンで引き算をしたときに、答えがプラスになります。
しかし、逆に投資家が高値の時に買って安値で売っていた場合、上記の引き算をした場合に答えがマイナスになってしまいます。

 

・インベスターリターン - トータルリターン = プラスのとき
 →投資家は得している(安値買い、高値売り)
・インベスターリターン - トータルリターン = マイナスのとき
 →投資家は損している(高値買い、安値売り)

 

実際のファンドから2つのリターンを見てみよう!

では、実際にファンドから上の二つの指標を見比べて、投資家が得しているのか損しているのか?見ていきましょう!

 

※投資信託[モーニングスター]
https://www.morningstar.co.jp/FundData/InvestorReturn.do?fnc=2000022901


これは日本株のアクティブ(積極運用)型投信であるジャパニーズ・ドリーム・オープンのインベスターリターンとトータルリターンです。
3年以上保有した場合のインベスターリターンは、トータルリターンと比べると利益がかなり低くなっています。


また、株式投信全体で見ても、2019年までの過去5年間で、トータルリターンは2.5%上昇したのに対し、インベスターリターンは1.7%増と、トータルリターンと比べて見劣りする結果となっています。

 

投資家が損をする「心理のワナ」

なぜこのような結果になってしまうのでしょうか?
このような結果になるのは、投資家の売買のタイミングが悪いことで起きる現象なのですが、根本の原因は投資家が売買する時の「心理のワナ」にあります。


誰もが皆「一番安い時に買って、一番高い時に売りたい!」と思うものですが、そのタイミングを素人が見極めるのは困難です。


多くの人は、もう値が上がってしまっているときに買って、そこからなかなか値上がりしなかったり、逆に下がってしまった時に売ってしまったりする事が多く、結果として多くの銘柄のトータルリターンがインベスターリターンを上回ってしまうという現象が起きています。

 

「感情に流されない」ためには?

心理のワナにはまらず、上手な運用をしていくためにはどうすればいいのでしょうか?


もう一つのデータとして、確定拠出年金(DC)専用の投資信託のトータルリターンとインベスターリターンを見てみると、この場合のトータルリターンは約3.5%に対し、インベスターリターンは約4%と、こちらはインベスターリターンのほうが勝っています。


なぜこうなるか?それは、DCなどの積立投資は毎月決まった金額を積み立てる方式であるため、感情に流される余地がなく売買ができるためです。

 

・通常のリターンと高い相関関係がある:投信評価で注目の指標 インベスターリターン…|NIKKEI STYLE

https://style.nikkei.com/article/DGXMZO36682460Z11C18A0000000?page=2


資産運用で良い成績を収めるためには、買い方、保有の仕方を見直してみることが大事なんですね。

 

まとめ

いかがでしたか?
インベスターリターンを良くするためには、いかに「感情に流されない」運用の仕方をすることが大事です。


過去の記事も併せてご覧いただき、正しい資産形成にお役立てください!

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https://www.early-cross.com/column/column-asset/


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