年末年始休業のお知らせ

平素は格別のご高配を賜り、誠にありがとうございます。
年末年始の休業期間について、以下お知らせ致します。
ご不便をおかけいたしますが、何卒ご了承いただきますようお願い申し上げます。

尚、当社の年末年始の休業期間は下記の通りです。

 

〔年末年始休業期間〕 12月29日(木) ~ 1月3日(火)

新年は1月4日(水)より営業開始となります。

 

休業期間中にいただきましたご連絡に関しましては、
2023年1月4日(水)以降順次回答をさせていただきます。

時節柄、ご多忙のことと存じます。
くれぐれもお身体にはご自愛くださいませ。
来年も相変わらぬご愛顧を頂けますようお願い申し上げて、
歳末のご挨拶とさせて頂きます。

 

株式会社アーリークロス一同

【イベントレポート】西南学院高等学校で「おかねの授業」を実施

2022年12月、アーリークロスは福岡市内にある西南学院高等学校の皆様のマネーリテラシー向上を目指した「おかねの授業」を、民間企業では初めて実施しました。

 

開催の経緯

2016年に日本において初めて「金融リテラシー調査」という大規模な調査が行われました。その結果、日本はアメリカと比較して10%、英国やドイツと比較しても7~9%下回っており、日本人の金融リテラシーは先進国の中で低い水準にあることが明らかになっています。

 

また、成人年齢が18歳に引き下げられ、金融トラブル回避や、少子高齢化に起因する年金問題に対応する資産運用に関する知識の習得など、若い年代から金融リテラシーを身につけておく重要性が高まっていることから、2022年度より高校の家庭科において金融教育が必修化されました。

 

しかしながら、金融教育を行う家庭科の先生にとっても資産運用や金融の分野を教えることは難易度が高く、指導に困っている教育機関が多いという課題も存在しています。

そこでこの度、お客様の金融リテラシー向上を目指して活動する弊社として協力を打診した結果、福岡市内の高校において「おかねの授業」を実施する運びとなりました。

授業の内容について

【開催場所と日時】

開催日 :2022年12月8日(木)~ ※1年生の皆様を対象にクラス毎に実施

開催場所:西南学院高等学校(福岡市早良区百道浜1-1-1)

https://hs.seinan.ed.jp/

 

【授業内容】

家計管理、資産形成、金融トラブル、金融投資、自己投資について

→高校家庭科で学ぶ金融教育の内容(金融庁の指導教材)を基にお話をしました。

 

【講師】

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

花城 大地

 

福岡県出身。九州大学卒業後、三菱UFJ信託銀行入社。

個人顧客の資産管理、相続対策などに携わった後、市場(運用)部門に異動。主に外国資産への投資運用業務で、1兆円を超える資産運用を経験。

機関投資家の運用を経験し、自分が携わる人々にその知識を還元し役立てたいと思い、アーリークロスにジョイン。個人の年金問題解決の手段としての資産形成や投資教育、ライフプランの設定などの業務に従事。

授業風景

1クラスにつき2時限分のお時間をいただき、授業をさせていただきましたが、初めて聞いた内容であった生徒の方も多かった様子で、授業の合間は多くの生徒の皆様が花城に質問をされていました。

 

同時に、生徒の皆様がiPadを使って熱心にメモを取っている様子も、筆者を始め弊社スタッフ一同、初めて見る光景で、西南学院高等学校の教育レベルの高さにも終始驚かされました。

 

また、今回の授業はTVメディア様から取材をしていただきました。

後日放送予定とのことですので、放送日時が決まりましたら改めてお知らせいたします。

生徒の皆様の感想(抜粋)

  • 本来であればお金を払って聞くような話をこの機会に聞けてよかったと思う。今のうちにお金について深く知ることによって大人になったときに大きな損をするというようなことがないようにできるから、きちんと勉強していきたいと思った。

 

  • 今回の授業で初めて自分は投資のことについて知ることができました。投資とはお金を何かしらのものに変えて保存してすること。これくらいは自分も知っていましたが、どうやってお金を得ることができるのかやどういう投資形態が危ないのかなど知らないこともいっぱいありとても勉強になりました。

 

  • 昨今の成人年齢が20歳から18歳に引き下げられ生活の選択肢が大きく増えるようになります。悪徳業者達はそこをついて騙そうとするため注意が必要です。投資をする上で何を信じて何を信じないのかそういう見分け方を教えてくれたのはとても助かりました。

 

  • やはり、花城先生が何度も言っていた「楽して、短期間で、たくさん稼げる投資はない」という言葉です。YouTubeなどで「楽して、短期間で、たくさん」という言葉は動画のサムネイルなどで何度も見ていて、それをどことなく信じていた自分がいたので、その考えを改めることになって、印象に残った。

 

 

今回、高等学校では初の試みとなった金融教育ですが、皆様から非常にポジティブな感想をいただき、改めて実施する社会的意義があると再認識した取り組みでした。

今後も社会全体の金融知識向上に寄与できるよう、今後ともこのような活動を継続して実施してまいります!

おかねの授業についてご興味のある方は、お問い合わせフォームよりお気軽にご相談ください!

【人気商品ランキングは?】企業型拠出年金の運用商品を解説!

既に企業型確定拠出年金(企業型DC)を導入している企業にお勤めの方が最初に頭を悩ませるのが、数多く用意されている運用商品から掛金をどの運用商品に配分するか?ということ。

 

SBIベネフィット・システムズが提供する「SBIぷらす年金企業型」が取り扱いをしている運用商品だけでも33商品もあるため、今まで投資をしたことがなかった人にとって、この中からいくつかをピックアップして運用することは容易ではないでしょう。

 

今回は「SBIぷらす年金企業型」にて取り扱いのある商品を例に、どんな商品があるのか?またはどんな商品が買っている人が多いのか?ということから、配分指定をどのように見直すべきか?について解説していきます!

是非最後までお読みください!

 

企業型確定拠出年金の運用商品を確認!

元本確保型と元本変動型

2022年10月時点で「SBIぷらす年金企業型」で用意されている運用商品はトータル33本有り、その内訳は元本確保型商品が2本、元本変動型商品が31本となっています。

 

  • 元本確保型 ・・・ 積み立てた元本が保証されているタイプの商品(定期預金、保険など)
  • 元本変動型 ・・・ 積み立てた元本が運用状況により変動するタイプの商品(投資信託など)

 

元本変動型の商品のラインナップが圧倒的に多いですね。この傾向は基本的にどの会社の企業型確定拠出年金でも同様です。

資産運用を学びながら老後の資産を準備していくという企業型確定拠出年金の制度の性格上、一応元本確保型の運用商品も用意しているものの、基本的に元本変動型の商品の選択肢が広がるように制度の設計がなされています。

運用商品ごとのメリットとデメリット

元本確保型と元本変動型、それぞれの運用商品のメリットデメリットを整理しましょう。

 

元本確保型

メリット

元本割れのリスクがない。

デメリット

低金利のため資産を大きく増やせない。

 

元本変動型

メリット

運用次第で資産を大きく増やすことができる可能性がある

デメリット

元本保証がない

 

どんな運用商品が選ばれているのか?

これらを踏まえて、実際に企業型確定拠出年金(企業型DC)で運用を行っている人が、どのような運用商品を選択しているのかを見ていきましょう。

元本確保型をほぼ半分の人が選択しているが・・・

まず実情として、企業型確定拠出年金で拠出されている資産の残高ベースで、元本確保型の運用商品の割合が47.8%(2020年時点)を占めています。

 

「SBIぷらす年金企業型」で33本用意されている運用商品の内、わずか2本の元本確保型の運用商品に拠出すされている金額が全体のほぼ半数・・・と考えるとスゴイですね。

 

企業型DCは老後の資産形成の為の企業年金制度であり、導入している事業主も制度導入時にる掛金の水準とモデル給付額を検討するために、退職までの期間の平均運用利回りを設定することがあるのですが、事業主の想定利回りの平均は1.97%です。

対して、元本確保型の運用商品の金利は概ね0.1~0.15%程度(「SBIぷらす年金企業型」で用意されている商品の場合)となっており、想定利回りには全く届かず、元本確保型商品では老後の資産の準備は不可能となっています。

 

企業型DCを導入している事業主には、従業員への投資教育を実施することが義務とされているため、金融リテラシーが高まることで今後元本確保型の運用商品の拠出割合は減っていくことと予想されますが、この記事をご覧の方で企業型DCの運用商品に元本確保型の商品を選択されている方には、一度運用商品の見直しを検討されてはいかがでしょうか?

元本変動型の人気商品ランキング

次に、元本変動型の運用商品の中で、どんなものが良く買われているのか?見ていきましょう。

 

「SBIぷらす年金企業型」元本変動型商品 掛金増加額上位商品(2022年10月)

 ・・・ SBI-V S&P500インデックスファンド

 ・・・ ニッセイ外国株式インデックスファンド

 ・・・ SBI・全世界株式インデックスファンド

 

上記ではベスト3を挙げましたが、ベスト10まですべての運用商品国内外のインデックスファンドとなっています。

 

企業型DCは長期投資が前提となっている制度の為、アクティブ型と比較して手数料を安く抑えられるインデックスファンドを選んでリターンを得やすくする、という長期投資の際の鉄則が踏まえられたランキングの結果となっていますね。

 

参考になりそうな記事を貼っておきますので、投資信託の選び方がわからない!という方は是非ご一読ください。

まとめ

企業型確定拠出年金(企業型DC)は自ら運用する商品を選ぶ制度ですが、知識がないとついついリスクを一切取らない選択肢を取りがちであるというのが現状であるようです。

 

「働いている会社で企業型DCが導入されているけど、そもそも投資なんてしたことないし・・・」という方は、まずは本サイトの「投資の大原則」カテゴリのコラムを順番に読んでいただき、投資の重要性や基本となる考え方に触れてみてはいかがでしょうか?

 

「おかねの勉強」に興味がある!

そんな方は、アーリークロスにご相談ください!

【御礼】「得する社長、損する社長 中小企業のための確定拠出年金」Amazonランキング1位獲得!

2022年11月28日(月)クロスメディア・パブリッシングより発売された書籍「得する社長、損する社長 中小企業のための確定拠出年金」(弊社代表取締役:花城正也著)がAmazonランキングの5部門(年金保険・人事労務管理・経営管理・中小企業経営・経営学)にて売れ筋ランキング初登場1位を獲得いたしました!

 

ご購入いただいた皆様、ありがとうございます!

 

※レビュー抜粋

  ―とてもわかりやすいようにまとめられていました。

   導入していない会社に転職はしたくないですね。

 

  ―確定拠出年金が日本の未来を明るくする事が理解できた。中小企業にこそ広まるべき制度であり、

   導入と共にあらゆるものが前進していくと感じた。

   企業のリスク=働く人の老後のリスクにしては行けない、という発想がとても納得できた。

   皆さんにお勧めします!

 

書籍紹介

十分な資金がないために、会社を引き継げない。毎月の資金繰りに必死で、自分の資産を蓄えることができない。そうした経営者はたくさんいます。また、十分な給与や退職金を払うことができず、将来への不安を感じる社員が退職してしまうケースもあるでしょう。

経営者にとって頭の痛い問題を一挙に解決する方法が、企業型確定拠出年金の導入です。

本書では、企業型確定拠出年金の専門家が、メリットだらけの制度とその導入法をイチから解説します。

 

著者プロフィール

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

花城正也(はなしろ・まさや)

 

株式会社アーリークロス代表取締役、税理士法人アーリークロスCBO兼CPO、一般社団法人中小企業退職金制度支援協会代表理事。

2010年 西南学院大学院卒業後、新卒で福岡の地場大手税理士法人に入社。営業責任者及びグループ会社の取締役を経て2017年に株式会社アーリークロスとアーリークロス会計事務所を設立。中小企業の総務経理のDXを推進し5カ月で150件の新規顧客を獲得。2018年に税理士法人化を行い4年でグループ100名体制に。

2021年に中小企業の退職金問題を解決する為に一般社団法人中小企業退職金制度支援協会を設立し代表理事に就任。企業型確定拠出年金の普及に努めている。

 

書籍情報

出版社:株式会社クロスメディア・パブリッシング

ISBN:978-4-295-40770-6

定価:1,880円+税

発売日:2022年11月28日

 

▼▽購入はコチラから!▽▼

Amazon : https://www.amazon.co.jp/dp/4295407704

楽天ブックス : https://books.rakuten.co.jp/rb/17297857/

【書籍】「得する社長、損する社長 中小企業のための確定拠出年金」2022年11月28日発売!

2022年11月28日(月)にクロスメディア・パブリッシングより弊社代表取締役、花城正也による書籍「得する社長、損する社長 中小企業のための確定拠出年金」が発売されます。

本書では、弊社のほかに一般社団法人中小企業退職金制度支援協会、税理士法人アーリークロスの運営を行い、

主に中小企業の経営判断のコンサルティングや、財務のサポートを請け負ってきた花城の経験から、老後資産の問題に対して最善と思われる解決策をお伝えします。

本書の構成

第1章 知らないだけで損する企業型確定拠出年金

第2章 中小企業こそ企業型確定拠出年金を導入すべき理由

第3章 企業型確定拠出年金で実現する資産形成

第4章 企業型確定拠出年金の導入ステップ

第5章 企業型確定拠出年金が企業と社会に与えるインパクト

おわりに 投資が「いま」を豊かにする

付録 企業型DC導入事例インタビュー

本書に込めた想い

中小企業の退職金は決して十分とは言えません。超低金利の時代、貯蓄のみで3000万円を準備するのも難しくなってきています。公的年金の受給額も、残念ながら減っていきます。これらは、本書で述べるまでもなくみなさんご存じのことでしょう。

 

本書の目的は、こうした老後資産の問題に対して。最善と思われる解決策をお伝えすることです。

私は一般社団法人中小企業退職金制度支援協会で代表理事を務めています。

公的年金のみに頼ることができない現代。日本で暮らす人全員が、金融知識の向上によって資産形成を実現し、豊かな老後生活を送ることができる社会を目指して当協会を設立しました。

 

本書によって、中小企業で働く方がお金の不安から解放され、老後はもちろん「いま、この瞬間」をいきいきと過ごせるようになることを願ってやみません。

中小企業の退職金が足りない!

東京都産業労働局が算出した「中小企業の賃金・退職金事情(令和2年版)」によると、4年制大学を卒業し、30年間同じ会社に勤めた人の退職金の平均値は約600万円です。高卒の場合は約480万円に下がります。

 

2019年には、「老後2000万円問題」が大きな話題になりました。

これは、金融庁の金融審議会「市場ワーキング・グループ」の報告書で「老後20〜30年間に不足するお金が1320万円〜1980万円に上る」と発表され、物議を呼んだものです。

ただ、老後2000万円問題はあくまで2019年時点の計算結果に過ぎません。私は実際のところ、「最低3000万円」必要だと考えています。

 

日々、たくさんのお客様から不安の声をいただいています。少なくとも老後2000万円問題はなんとか解消してあげたい。

もっと気軽に、もっとリスクを抑えて資産づくりができる方法はないか、そう考えていたときに出会ったのが「企業型確定拠出年金(企業型DC)」です。

「企業型DC」で働く人のお金の不安が解放される!

企業型DCをうまく利用すれば、社長の退職金は5000万円、従業員も3800万円を準備できる可能性があります。そうなれば老後2000万円問題はもちろん、3000万円のラインも企業型DCのみでクリアできます。

さらに、お金の問題解決を皮切りに、企業、そしてそれを取り巻く社会にまで好影響を与えていくのが企業型DCです。まだイメージしづらいかと思いますが、各章でしっかりお話ししていきます。

 

会社を引っ張ってきた社長、そして、会社に貢献してきた従業員の方々の将来が不安視される中、企業型DCは必ず助けとなるはずです。

著者プロフィール

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

花城正也(はなしろ・まさや)

 

株式会社アーリークロス代表取締役、税理士法人アーリークロスCBO兼CPO、一般社団法人中小企業退職金制度支援協会代表理事。

2010年 西南学院大学院卒業後、新卒で福岡の地場大手税理士法人に入社。営業責任者及びグループ会社の取締役を経て2017年に株式会社アーリークロスとアーリークロス会計事務所を設立。中小企業の総務経理のDXを推進し5カ月で150件の新規顧客を獲得。2018年に税理士法人化を行い4年でグループ100名体制に。

2021年に中小企業の退職金問題を解決する為に一般社団法人中小企業退職金制度支援協会を設立し代表理事に就任。企業型確定拠出年金の普及に努めている。

 

書籍情報

出版社:株式会社クロスメディア・パブリッシング

ISBN:978-4-295-40770-6

定価:1,880円+税

発売日:2022年11月28日

 

▼▽購入はコチラから!▽▼

 

Amazon : https://www.amazon.co.jp/dp/4295407704

楽天ブックス : https://books.rakuten.co.jp/rb/17297857/

西南学院高等学校で「おかねの授業」を実施します ~民間企業による高校生向け金融教育~

株式会社アーリークロス

 

 

株式会社アーリークロス(福岡県福岡市、代表取締役:花城 正也)は12月に西南学院高等学校の皆様のマネーリテラシー向上を目指した「おかねの授業」を開催します。

実施の経緯

2016年に日本において初めて「金融リテラシー調査」という大規模な調査が行われました。その結果、日本はアメリカと比較して10%、英国やドイツと比較しても7~9%下回っており、日本人の金融リテラシーは先進国の中で低い水準にあることが明らかになっています。

また、成人年齢が18歳に引き下げられ、金融トラブル回避や、少子高齢化に起因する年金問題に対応する資産運用に関する知識の習得など、若い年代から金融リテラシーを身につけておく重要性が高まっていることから、2022年度より高校の家庭科において金融教育が必修化されました。

しかしながら、金融教育を行う家庭科の先生にとっても資産運用や金融の分野を教えることは難易度が高く、指導に困っている教育機関が多いという課題も存在しています。
そこでこの度、お客様の金融リテラシー向上を目指して活動する弊社として協力を打診した結果、福岡市内の高校において「おかねの授業」を実施する運びとなりました。

 

過去の授業風景 ※平成音楽大学(熊本県)にて

過去の授業風景 ※平成音楽大学(熊本県)にて

 

開催場所と日時

西南学院高等学校

初回開催日 : 12月8日(木曜日) ~ 1年生の皆様を対象に順次実施 
開催時間(初回) : 10:50~12:40(2時間程度)


※その他日程詳細はお問い合わせください。

講師

花城 大地

 

福岡県出身。九州大学卒業後、三菱UFJ信託銀行入社。
個人顧客の資産管理、相続対策などに携わった後、市場(運用)部門に異動。主に外国資産への投資運用業務で、1兆円を超える資産運用を経験。
自分が携わる人々にその知識を還元し役立てたいと思い、2021年よりアーリークロスにジョイン。個人の年金問題解決の手段としての資産形成や投資教育、ライフプランの設定などの業務に従事。

【従業員向けの資産運用支援に】従業員の視点で考える企業型確定拠出年金(企業型DC)従業員向け 資産運用
従業員向け 資産形成
従業員 金融教育

近年、少子高齢化や終身雇用制度の崩壊、退職金給付額の減少など、老後に向けて私たちを取り巻く社会情勢は厳しくなってきています。

2019年に金融庁の金融審議会、市場ワーキング・グループが発表した報告書に端を発した「老後資金2000万円問題」は記憶に新しいところです。

 

この報告書においても大事とされているポイントに基づいて、国も制度の優遇を以て奨励しているもののひとつが「企業型DC(企業型確定拠出年金)」です。

 

※「老後資金2000万円問題」のポイントについて詳しくはコチラ!

 

企業型DC(企業型確定拠出年金)は企業の経営者の方が、老後の資産形成をする会社の従業員向けに導入している資産運用支援のための制度です。

「従業員が老後に困らないために」という想いで経営者の方が導入されている制度ですので、メリットを理解した上でぜひ活用してほしい制度です!

 

今回は、企業型確定拠出年金(以下、企業型DC)を導入している(予定も含めて)
企業で働く従業員の皆さまに向けて

 

  • 従業員向けの資産運用制度として企業型DCをおススメする理由
  • 企業型DCをいかに活用するべきか?

 

などについて、説明します!

制度の中身を理解して、少しでも有利に資産運用を始めてみましょう!

 

 

※企業型DCについて、こちらも併せてご覧ください!

 

従業員向けの資産運用制度として企業型DCをおススメする理由

 

そもそも今、資産運用は必要なのか?

老後の資産形成に関して、昔はあまり考える必要がありませんでした。
例えば、ボーナスに対して社会保険料が1%しかかからなかったり
定期預金に預けておけば7%の金利がついたりと
資産運用なんて意識しなくても、頑張って働いていれば勝手にお金が貯まる世の中でした。

・・・今では考えられませんね(汗)

 

しかし、今となっては

 

  • 少子高齢化に伴う公的年金の減少
  • 年功序列賃金制度の崩壊
  • 退職金の減少(詳しくはこちら
  • 超低金利
  • 社会保険料負担増

 

といった問題が顕在化していて、2019年に噴出した
「老後資金2,000万円問題」
のきっかけとなった、金融庁が発表した報告書には、
公的年金制度だけでは資金不足に陥る可能性が高いことと
長期・分散型の資産運用の重要性について示されています。

資産運用が当たり前な世の中になっていく

2022年度から、高校家庭科の授業において
投資信託などの金融商品を学ぶ授業が開始されることはご存じですか?

これからは、高校生から下の世代に関しては、資産運用の知識を持った世代となるのに対し
現役世代は、それらを学ばないまま
老後を迎えてしまう危険性をはらんでいます。

 

  • 老後資金の問題への対応
  • 次の世代に正しく資産運用を伝える

 

これらのために、資産運用を行っていく必要はあるという事は、頭に入れておいてください。

どうせなら有利な制度を活用しよう!

国もお金は出せないものの、誰でも資産運用を始めやすいような制度を用意していて
企業型DC(企業型確定拠出年金)もその一つです。

 

【資産運用を始めるに行うにあたり、覚えておきたい制度】

 

この中で、企業に勤める従業員の方向けの資産運用支援制度と言えるのは、企業型DCです。

(それぞれのメリットは上のリンクをご覧ください!)

 

お勤め先の企業が従業員のために
決して安くないコストを支払って導入している制度ですので、最大限活用しましょう!

制度について理解する

まずは制度のイメージをつかもう!

企業型DC(企業型確定拠出年金)を活用して老後への貯金を行う場合のメリットで分かりやすいものは

 

  • 社会保険料
  • 所得税
  • 住民税

 

などが軽減される点です。


ここで、給料が月30万円の人が、毎月2万円を貯金する場合、制度を活用した場合と
活用せずに現預金した場合の比較を見てみましょう。

このように、制度を活用した場合のほうが、
それぞれの控除の効果により、トータルで5千円得ができます。
年間で6万円ですので、大きいですね・・・!

 

※コチラも併せてご覧ください!

 

 

更に毎月2万円ずつを、それぞれのケースで長期間貯め続けた場合の
シミュレーションはこちらです!

 

企業型DCの制度を活用し、元本保証の商品で貯めていくだけでも効果はありますが
注目していただきたいのは、運用商品を使って
期待利回り6%で長期投資を実践したケースです。

 

正しく資産運用を学んでいけば、期待利回り6%で運用することは
十分可能な範囲です。
これを機会に投資について学んでいきましょう!

 

※コチラも併せてご覧ください!

まとめ

 

いかがでしたか?

 

企業型DC(企業型確定拠出年金)を導入している、またはこれから導入される企業にお勤めの皆さんの中で

 

「まだ利用していない」
「企業型DC使っているけど、これで正しいのか分からない」

 

そんな方は、ぜひ過去の記事をご覧になって
企業型DCと資産運用について理解を深めていきましょう。

 

企業が従業員の皆様に向けて導入している資産運用支援制度です。

最大限活用しましょう!

 

アーリークロスでは、企業型DC導入後の従業員の皆様や
資産運用についてもっと知りたい!
という方からのご相談も受け付けています!

 

企業型DCや資産運用について、もっと詳しく知りたい!
そんな方は、まずはアーリークロスにご相談ください!

【企業型DC】やらないとヤバい!?転職時の移換手続きについて

企業型DCの移管

今回は、既に企業型DCを導入している企業にお勤めの方が転職される際に必ず押さえておいてほしい「移換」の手続きの重要性について解説していきます。

 

企業型DCの導入企業から転職する際には、掛金の移換手続きが必要になるのですが、この手続きを忘れてしまって損をしている人が思いの外多いようです。

終身雇用が崩れ、雇用の流動性が高まっている近年、転職・退職時に企業型DCの移換手続きを忘れて放置状態となっているお金、いわゆる「放置年金」の金額は2400億円に上り、ここ5年間で7割増えています。

 

今回の記事では、転職先別の企業型DCの移換先を確認したうえで、もしこの手続きを忘れてしまうとどうなるのか?について解説していきます!

 

「放置年金」をお持ちの方は、是非ご確認いただいて、対策を講じていきましょう!

企業型DC導入企業から転職する際の移換先(転職先別)

まず、転職先別に企業型DC導入企業から転職をする際の手続きの流れについて確認してきましょう。

概ね以下の通りです。

 

全てのケースにおいて共通しているのは「退職後6ヵ月以内」に手続きを行う必要がある点です。

企業型DC導入企業への転職する場合・・・企業型DC or iDeCo

企業型DC導入企業から同じく企業型DCを導入している企業へ転職する場合は、手続きをすることでそのまま企業型DCへの拠出を継続できます。

また、個人型のiDeCoへの移換も選択することができます。

 

※企業型DCとiDeCoの比較について知りたい方はコチラ!

 

企業型DC未導入企業への転職、自営業者、公務員、専業主婦(夫)になる場合・・・iDeCo

その他のケースにおいては、基本的にiDeCoへの移換という形になります。

iDeCoの場合、職業によって掛金の上限が変わりますのでご注意ください。

 

 

 

※参考

 

手続きをしないとどうなる?

転職して6ヵ月以内に手続きを行うことで移換が行われるため、本来は問題の無いものなのですが、もし書類の提出等を忘れて手続きをしていなかった場合はどうなるのでしょうか?

 

企業型DCの掛金を含む、資産の移換手続きを忘れて放置された年金については、国の機関の一つである「国民年金基金連合会」へ自動移換されるしくみとなっているのですが、こうなってしまうと非常に損となってしまうことを知っていますか?

国民年金基金連合会に自動移換されると・・・?

移換処理が行われなかった年金資産、いわゆる「放置年金」については国民年金基金連合会に自動移換されるのですが、ここに移換されてしまうと様々なデメリットが発生してしまいます。

 

  • 移換時に国の管理に変更する手数料がかかる ・・・ 4,348円
  • 毎月手数料が引かれ続ける ・・・ 52円
  • 再び企業型DC、iDeCoへ移換する際の手数料 ・・・ 1,100円

様々なシーンで手数料(しかも結構痛い)が発生することに加え、自動移換されている間は確定拠出年金の通算加入者等期間(10年以上ないと60歳から受け取れない)にならず、受給が遅れる可能性がある上、資産はすべて現金の状態で管理され、運用もできません。

置いておくだけでお金が減っていく状態に突入してしまうため、6ヵ月以内に移換手続きすることは絶対に忘れないでくださいね・・・!

 

自動移換された場合の対策

移換手続きを忘れて、国民年金基金連合会に自動移換されてしまった(された可能性がある)ケースにおいて、新たに企業型DC or 個人型確定拠出年金(iDeCo)の口座を開設し、本人情報(基礎年金番号・性別・生年月日・カナ氏名)が一致する場合、自動的に新しい口座に移換されることがあります。

しかし、これも絶対ではないためかならず移換手続きは行うようにしてください。

 

自動移換されているかも?と思った方は、国民年金基金連合会に問い合わせをしてみてください。

 

※国民年金基金連合会お問い合わせ先

TEL : 03-5958-3736

参考URL:https://npfa.or.jp/org/purpose.html

まとめ

いかがでしたか?

今回は転職時の企業型DCの移換手続きについて解説いたしました。

 

手続きを忘れてしまった場合のデメリットが結構痛いので、ご自身で手続きすることを必ず覚えておいてくださいね!

 

 

「おかねの勉強」に興味がある!

そんな方は、アーリークロスにご相談ください!

【イベントレポート】福岡J・アンクラスの選手の皆様に「おかねの授業」を実施

去る2022年7月30日、アーリークロスは株式会社福岡アンクラス(福岡県春日市、代表取締役:長谷川 慎一)が運営し、九州で唯一プレナスなでしこリーグに所属している女子サッカークラブ「福岡J・アンクラス」の選手の皆様のマネーリテラシー向上を目的として「おかねの授業」を開催しました。

 

開催の目的

日本国内で集計されたアンケート結果では、将来のお金に不安を抱えている人は8割もいるとのことです。

スポンサーをさせて頂いているアンクラスの選手の皆様の将来のお金に関する不安を軽減し、プレーに集中できる環境作りのサポートを通じ、選手の皆様の活躍で福岡を一層盛り上げて頂きたいとの想いから、選手の皆様に向けて今回初めてこの取り組みを実施させていただきます。

法改正により18歳成人となる新入生の皆様に向け金融教育の一助とすべく、今回初めてこの取り組みを実施させていただくこととなりました。

 

授業の内容について

【福岡J・アンクラスについて】

運営会社  :株式会社福岡アンクラス

設立    :平成29年12月28日

ホームタウン:福岡県福岡市/春日市

クラブ理念 :常に日本一を争う「九州を代表するクラブ」になる!!

公式サイト :https://anclas.jp/

 

【授業内容】

人生100年時代のセカンドキャリアまで視野に入れた老後資産形成の基本(年金2,000万円問題を踏まえて)

 

 

【講師】

花城 大地

福岡県出身。九州大学卒業後、三菱UFJ信託銀行入社。
個人顧客の資産管理、相続対策などに携わった後、市場(運用)部門に異動。主に外国資産への投資運用業務で、1兆円を超える資産運用を経験。
機関投資家の運用を経験し、自分が携わる人々にその知識を還元し役立てたいと思い、アーリークロスにジョイン。個人の年金問題解決の手段としての資産形成や投資教育、ライフプランの設定などの業務に従事。

 

授業風景

 

 

 

いただいた感想(抜粋)

  • 過去と現在を比べて例を出して下さったのがわかりやすかったです
  • 老後に向けて準備をするなら投資をした方がいいということが分かりトラブルに巻き込まれないようにもっと投資について知りたいと思った。
  • 老後の資金形成について考えてみようと思うきっかけにできた
  • 世の中でたくさんお金が動いていることを知ることができた。またたくさんのリスクが伴うことも知ることができ、よかったです。
  • 貯金しなきゃと思いながらできていなくて、習慣化しないといけないと強く思いました。
  • 投資についてよくニュースでみるけど、リスクがあるから無理だなと思いましたが、リスクがつきものだと勉強になりました。
  • 毎月余った分だけ貯蓄にしてるので、逆の方法でやらなきゃなと思いました。
  • ニーズとウォンツの区別をする!ということを学んで、普段から意識してみようと思いました。少しでも投資してみたいです。

 

トレーニング後というお疲れのタイミングの中、選手の皆様が真剣に聞いていただいている姿が印象的で、授業中にも適宜質問もいただき、熱心な姿から、さすがアスリートの皆様・・・という印象でした!

 

プレナスなでしこリーグで鎬を削る皆様に、プレーに一層集中するために知っておいてほしいおかねのことをお伝えし、おかねにまつわる疑問にお答えすることで、皆様のマネーリテラシーの向上のお役に立つことの意義を感じ、またご参加いただいた皆様に新しい知識をお伝えする有意義な時間にすることができました!

 

社会全体の金融知識向上に寄与できるよう、今後ともこのような活動を継続して実施してまいります!

 

おかねの授業についてご興味のある方は、お問い合わせフォームよりお気軽にご相談ください!

 

 

アーリークロスでは

  • 資産運用に関するセミナーの開催
  • 法人の皆様へのユニクロ式「退職金・企業年金制度」のご相談から導入サポート、
  • 将来の資産形成に関する個別相談
  • おかねに関する情報の発信

などの活動を行っています。


お問い合わせは、アーリークロスHPからも承っております。
まずは、ご相談ください!

【投資の大原則⑧】投資の目的を立てる重要性

今回が「投資の大原則」シリーズ最後の記事になります。

これまで、様々な切り口から投資の必要性を解説し、投資や保障の基本的な考え方について説明してきましたが、最終回である今回の記事は「投資の目的」について考えていきましょう。

 

今までの記事を踏まえて、皆さん一人一人が思い描く生き方をするための「投資の目的」について考えていきましょう!

「目的」を明確にしよう!

これまでの記事で

  • 資産形成の必要性
  • どうやって投資で成果を出すか?
  • 必要保障はどれくらいか?

等々、人生を長い目で見た時にどのような資産形成が必要になるか?といった話をしてきました。


これまでも少し話をしてきましたが、投資をする際に最も大事になってくるものは


なんのために資産形成するのか?


という「目的」になります。


この「何のために?」が明確でないと、目先の利益を追いかけてしまったり、感情に流されたりしてしまい、結果としてうまく資産形成できないということになってしまします。逆に言えば


「目的」さえはっきり決まっていれば、うまく資産形成できる!


ということになります。


過去に説明しましたが、「GPIF」が私たちの社会保険料の一部を運用する目的は


将来不足する年金に備える


という明確なものがあります。

 

※GPIF関連記事

 

個人で老後に豊かな生活を送るための資産形成というという目的がセットされれば

 

  • 老後必要資金はいくらか?
  • 現時点でいくら足りないか?
  • どこにいくら分散させれば、それを達成できるか?


このような答えを逆算して出すことは簡単ですし、あとはそれに向けて実践していくのみです。

目的がまだ明確ではないのであれば


「資産を減らさない」


ということを目的にしてみてください。
今ある資産を減らさないためには、インフレに対応しなければいけません。
そうなれば、過去にも説明した通り、預貯金だけでは危険です。


「老後なんてまだまだ先でイメージできないし、減るような資産もない。」
といった人は


「子供たちに伝えるため」


ということを目的としてください。


2022年4月から始まった高校家庭科での投資授業を皮切りに、お金の勉強は、子供たちにとって当たり前となってきます。


その時に一番身近な大人が教えてあげられるようになるためには、知識だけではなく、実践しておく事が必要です。


もう一度

「何のために?」
「誰のために?」

を考えてみてください。

投資の大原則に従う

目的が決まれば、あとは「投資の大原則」に従うだけです。

 

 

数回にわたって、投資の必要性や、老後資産の形成などについてお話しさせていただきました。
ここから先は、実践していく上で、より具体的な話になります。

 

  • 目的にあった投資って、何年間?いくら必要?
  • 分散ってどれくらいすればいいの?


といった事や、投資ごとの

 

  • リスク
  • 手数料
  • 税金

 

について考え、商品を決めていく必要があります。

ここは、その人の目的や置かれている状況に応じて大きく変わってきます。


アーリークロスの個別相談では、それぞれにあった資産運用についてより明確にしていきます。
投資の大原則が変わることはありませんので、あとは目的に合わせた運用を組み合わせていくだけです。


資産形成の必要性を理解できた方は、それぞれの投資の目的から逆算して、これまでの投資の大原則を見返していただきながら、はじめの一歩をぜひ踏み出してみてください!

始めたいけど、誰かからの助言がもらいたい!という方は、一度アーリークロスに相談してみてください!

 

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