2021年8月の記事一覧
のお金をデザインする~年金問題を我々の力で解決する~

みらいのおかねをデザインするとは?
現在の日本においてはお金の教育が義務教育に含まれていないため、
自分自身でおかねの計画を立てるというのは非常に困難です。
老後に不安を抱えている人の多くは、
この計画を立てられない事が原因により漠然とした不安が生じています。
デザインは設計といった意味合いで使われますが、
設計をするためには「目的」や「ゴール」といったものが必要となります。
アーリークロスでは、この「目的」や「ゴール」を明確にする事からお手伝いし、
そこから逆算して設計し、現代のルールに合わせた効果的な解決方法を提供いたします。
不安を抱えたままではチャレンジする事ができません。1人でも多くの方の「みらいのおかねをデザイン」し、チャレンジする人を増やすために様々なサービスを提供していきます。
継続的なサービス提供
おかねの問題を解決するために必要な事は、
「知識」と「経験」です。
知識は学習する事で補え、経験は実践する事で得られます。
ただし、情報があふれかえった現代では、正しい知識と良い経験を得る事は簡単ではありません。アーリークロスでは正しい知識と良い経験を得られるために、様々なきっかけを準備しています。
会社で学ぶ
企業型確定拠出年金
企業型確定拠出年金を導入した企業には、「投資教育」が義務化されています。アーリークロスでは、制度設計から投資教育までをワンストップで提供しております。制度説明から投資教育の過程で、日本や世界の経済状況や、資産運用に関する基礎的な知識を会社を通して得る事が可能です。

家族で学ぶ
キッズマネースクール
おかねの知識は大人だけではなく、こどもたちにも必要です。
おかねの成り立ちから、使い方まで実際に体験しながら学習する事ができます。
おかねは汚いものではなく「ありがとうの貨幣価値」という事を体感してもらい、働く人に感謝できるこどもに成長してもらいます。

オンラインで学ぶ
おかねの教科書
継続学習なくして、知識は向上しません。
「知っている」から「出来ている」までをサポートするため、
公式LINEやYoutubeを通し、いつでもどこでも、おかねに関する基礎知識が学習できるコンテンツを配信いたします。

代表あいさつ


2019年、金融庁の報告書「齢社会における資産形成・管理」が発表され、老後資産が2,000万円不足するという問題が大きくニュースで取り上げられました。この事がきっかけとなり、一人一人がより将来資産に対して考え、行動を始めるという大きな起点となりました。
私は、大学卒業後からこれまで、一貫して会計業界に身を置いています。
そのおかげで法人の「みらいのおかね」に関して戦略を立てる事を得意としています。法人で出来る事は、個人でもできます。
2000万問題は、これからの日本を考えるとさらに金額が膨れ上がる可能性が大きいですが、法人同様、戦略を立てれば誰でも必ず解決できます。
「みらいのおかねをデザインする」このグランドデザインを土台とし、私たちを信じていただける全ての方が、将来より豊かな生活を送れるよう、資産運用に関する商品やサービスを通して価値を提供させていただきます。
みらいのお金をデザインするために必要な、
「知識」と「経験」をアップデートできる
機会を提供いたします。

企業型確定拠出年金導入支援
2001年より日本でも始まった確定拠出年金制度。 これまで退職金・福利厚生制度として多くの大企業が制度導入してきましたが、 コストの低下などにより、最近では中小企業で大きな広がりを見せています。
しかしながら、制度が「社会保障」「税金」「資産運用」など複数の情報が絡んでいる事により、 適切に制度の説明から設計、導入支援が出来る企業は多くはありません。
アーリークロスでは制度設計、投資教育、事務取次をワンストップで提供し、 社長やそこで働く従業員の将来のおかねを作るお手伝いをいたします。
こんな方が活用しています!
- 会社の負担が少ない退職金制度を探している
- 社長自身の退職金づくりを検討している
- 福利厚生の充実で採用強化を図りたい

継続投資教育
2016年より、確定拠出年金を導入した企業に対し「継続投資教育」が義務化されました。
これまで社内のリソースだけで制度説明や投資教育を行ってきた企業に、より負担がかかる状況となりました。
アーリークロスでは、すでに企業型確定拠出年金を導入されている企業に対しても
「継続投資教育」をサポートし、従業員の制度理解と投資理解を深め、
加入者拡大やES向上のお手伝いをしております。
こんな方が活用しています!
- 自社で投資教育ができていない
- 従業員理解が低く、加入者が増えない
- 経済について勉強する機会を作りたい


キッズマネースクール
親子で楽しく遊びながらできる「おかねの勉強」
子どもには、しっかりおかねについて学んで欲しいと思っている方も多いと思います。
キッズマネースクールを通して、仕事とは何か?おかねとは何か?を体験しながら学んでもらいます。
ただ楽しむだけではなく、仕事の大変さやおかねの大切さもしっかり体感してもらい、働く人へ感謝ができるようになってもらいます。
こんな方が活用しています!
- 子どもにおかねについて学ばせたい
- 子どもと一緒に学びたい



おかねの教科書
おかねについて継続的に学習できる無料公式LINE。
資産運用の原理原則がわかる「8本のアニメーション動画」や、日々の経済ニュースをお届けします。いつでも、どこでもおかねの事をライトに学べるツールとして活用してください。




資産形成個別コンサルティング(有料)
目的を達成させるために、何にいくらおかねを預けるか?
というのは一人一人違います。
NISAや確定拠出年金に関するアドバイスから、必要保障の出し方等、
あなたに合わせたおかねのデザイン案をご提供いたします。

【規制強化】中国株大暴落から株式投資のリスクを考えてみよう
近年、世界経済の中で強力な存在感を放ってきた中国。
そんな中国株式の株価が大暴落している事をニュースなどでご覧になった方もいると思います。
CNN.co.jp : 中国ハイテク株、下落止まらず 政府による締め付けの影響広がる
https://www.cnn.co.jp/tech/35174407.html
今回は中国株の最近の動向を題材に、株式投資をする上で頭に入れておきたいリスクについて説明していきます!
リスクを理解した上で、適切な資産運用を目指していきましょう!
中国株暴落の概要
これは1年前から現在までのナスダック・ゴールデン・ドラゴン中国指数のチャートです。
※ナスダック・ゴールデン・ドラゴン中国指数とは?
・・・事業の大部分を中国で展開している企業で、米国で上場されている銘柄を時価総額ベースで構成される指数のこと
コロナショック後、驚くべき上昇トレンドを描いていた中国株式でしたが、2021年2月のピークから急激に下落し、現在ではほぼ半分まで値を下げています。
このような事態になった要因は、中国国内で起きた2つの動きが挙げられます。
順番に説明していきます。
①国内巨大IT企業への規制強化
中国政府はアリババグループやDiDiなどの巨大IT企業への規制の強化を実施しました。
近年の中国経済をけん引してきたこれら巨大IT企業ですが、巨大になりすぎることで統制が効かなくなることを政府が恐れたためとみられ、国内企業の海外の株式市場への上場に対しても規制が強化されています。
②教育関連企業への規制
一人っ子政策により、中国もまた少子高齢化が進行している状況なのですが、そんななか年々高騰していた教育コストを是正するため、教育サービスを手掛ける民間企業に対し学習塾の非営利化を義務付ける方針を示したことを受けて、中国国内の教育関連企業の株価は大暴落しました。
このように、中国政府の民間企業への介入により、これらの企業の株価はいずれも暴落。
これら一連の動きを見た海外投資家も中国企業から続々資金を引き揚げ始めた結果、このような大暴落につながっています。
株式投資のリスクを今一度おさらいしよう!
以前の記事の中で、株式投資のリスクを説明させていただきました。
株式投資のリスクは
- 信用リスク
- 価格変動リスク
- 為替変動リスク
- カントリーリスク
の4つです。
※4つのリスクについて、詳しくはコチラ!
株式について
では、今回の中国株の大暴落はどのリスクが顕在化したものだったか、お分かりでしょうか?
正解は・・・
4.カントリーリスクです!
今回の件は、国の政治によって企業活動にネガティブな影響を及ぼし、国自体の信用が大きく落ち込んでしまった結果起きた大暴落であったと言えますね。
リスクを軽減するために大事なことのおさらい
過去の記事のなかで何度か述べましたが、資産運用のリスクを軽減する上で重要なのは「長期と分散」です。
「長期と分散」の内容について、過去の記事にて説明させていただいたものがありますので、あまりピンとこなかった方は、是非ご覧ください。
資産運用も人生と同じように、良い時もあれば悪い時もあります。
ご自身でリスクをしっかりと理解し、適切な資産運用を行っていきましょう!
いかがでしたか?
更に資産運用について、もっと詳しく知りたい!
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【TOKYO2020閉会】東京五輪は日本株式にどう影響したのか?
先日、2週間にわたって行われた東京五輪が閉会しましたね。
大会期間中、テレビにかじりついて観ていた方も多かったのではないでしょうか?
今回日本は過去最多である27個の金メダルを獲得したことで、大会期間中は連日大盛り上がりでした。
そこで今回の記事では、東京五輪は果たして日本の株価にインパクトを与えたのか?
といったところを見ていきましょう!
東京五輪と日経平均株価
まずは、オリンピックで日経平均株価がどのよう値動きをしたのか?
過去の傾向と共に見ていきましょう。
過去の五輪と日経平均株価
日本は1952年のヘルシンキ大会に初参加して以来、夏季オリンピックに16大会参加をしてきましたが、その中で1968年のメキシコ大会から、金メダルを10個以上獲得した大会においては、以下のように五輪期間に株価が上昇する傾向にあります。
東京五輪における日経平均株価
では、今回の東京五輪ではどうだったのでしょうか?
開会式直前の7月21日の日経平均株価の終値は27,548円、閉会式直前の8月6日の終値は27,820円でした。
上昇率は1.0%ということでした。
日経平均株価は上昇したものの、過去最多の金メダルを獲得した割には・・・といったところでしょうか。
やはり、大部分の会場が無観客だったことや、コロナウイルスの感染拡大などが影を落とし、日本の株式市場全体を大きく押し上げるまでには至らなかったようです。
「金メダルラッシュ」で意外な値動きをした銘柄
しかしながら、今回の金メダルラッシュのなかで、所属する選手の活躍などで大きな値動きを見せた銘柄も多く存在します。
ヘルスケア商品メーカーの「コラントッテ」の株価は7月26日に23%という急上昇を見せました。
「コラントッテ」は卓球混合ダブルス決勝戦で水谷隼選手と共に中国を破って金メダルを獲得した伊藤美誠選手の広告主でした。
伊藤選手は同社のネックレスを身に着けて試合に臨んでいたため、金メダル獲得のニュースが流れるたびにネックレスも写ったことで注目を浴び、株価にもインパクトを与えたということです。
こんなケースもありました。
水産物の総合流通企業である「ホウスイ」という会社は、スケートボード競技の表彰式の中継で本社ビルがテレビに映ったことで注目を集め、ほぼ1年ぶりに株価が大幅に上昇するという珍事も発生しました。
上のチャートの棒グラフは取引高を表していますが、表彰式で映った日だけ異様に売買がされているのが分かると思います。
テレビで見切れただけで株価に影響を及ぼすのですから、さすが「スポーツの祭典」ですね。
まとめ
いかがでしたか?
今回のオリンピックは、コロナ禍でほぼ無観客という特殊な状況で開催された大会であったこともあり、日本選手の活躍の割に日本の株式市場に与えた影響は限定的だったようです。
ただ、今回のような国際的なイベントで注目を集めることで、株価が大きな値動きを見せるということは多く、そういった目線で個別株などを見てみるのも面白いかもしれませんね。
更に資産運用について、もっと詳しく知りたい!
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【買う?借りる?】持ち家と賃貸はどっちがお得なのか?
「家」は人生において最も高い買い物です。
家は「豊かに暮らす」という観点ではとても重要なものです。
家族構成や価値観の違いによって、持ち家(マイホーム)がいいと思う人もいれば、賃貸のほうがいいと思う人もいます。
今回は、テーマを「お金の損得」に絞って、持ち家と賃貸のどちらがお得なのかを考えていきたいと思います。
※今回のお話はあくまで「お金の損得」に限ったお話です。持ち家か賃貸か?というお話は、一人ひとりの価値観やライフステージにより正解が変わる話であり、こちらにすべき!ということを断言する内容ではないということだけはご了承ください。
持ち家は資産になるのか?
大部分の持ち家は「損」になる
いきなり結論から言いますが、これからの日本社会において、大部分の持ち家は賃貸と比べて損になると言わざるを得ない状況です。
以下に理由を述べます。
① 大部分の物件の資産価値は下がり続ける
以下は日本全国の地価の推移です。
※出典:国土交通省
バブルによる地価高騰があったこともありますが、平成3年をピークに伸び悩みを続けています。
不動産の需要は人口に左右されるため、人口ボーナス期が終わっている日本の不動産需要は全体的に下がり続けることが見込まれています。
※出典:総務省
現状で地価が上昇している地域は、誰もが住みたがる場所に限られているため、それ以外の地方は、ますます過疎化が進み、生き残るのは都心の一等地・・・ということになる可能性が高いです。
また近年は空き家も増加中です。
※出典:国土交通省
2018年時点で住宅ストック数6,241万戸に対して、総世帯数は5,400万戸と、居住者のいない住宅がなんと841万戸もあり、日本の住宅数は供給過多に陥っています。
② 維持費はかかり続ける
家を売るときによくある売り文句として
「マイホームはローン返済が終わればあなたのもの!」
「毎月の家賃を払うのはもったいないですよ!」
なんていう風にいわれることが多いかと思います。
しかし、持ち家には賃貸住宅には無い様々な費用が発生します。
- 固定資産税
- 修繕費(屋根、外壁、給湯器など)
- 管理費(マンションの場合)
これらの費用を月ベースにならすと、だいたい月2~5万円ほどかかりますので、持ち家に住んだとしても、住宅費ゼロで生活することは不可能である、ということです。
③ 持ち家 = 様々なリスクを引き受けている
持ち家を所有するということは、賃貸物件に住むことに比べ、様々なリスクを引き受ける必要があります。
- 災害リスク
- 金利変動リスク
- 返済できなくなるリスク
災害リスクに対応するためには地震、火災保険などへの加入が必要になってきます。
また、仕事を辞める(クビになる)、病気で働けなくなる、離婚するなど、様々な要因で返済が難しくなるリスクもあります。
こういったリスクに備えて収入保障型の保険に入って備えよう・・・なんてことを考えていくと、賃貸に比べて金銭的なメリットはどんどんなくなっていってしまいます。
「持ち家」と「賃貸」費用比較
一つの例として、35年間持ち家で住んだ場合と、賃貸住宅で住んだ場合を、以下のように仮定して比較してみましょう。
- 賃貸 ・・・ 35年の家賃総額 = 3,500万円
- 持ち家 ・・・ 3,000万円で勝った家が35年後、売値が500万円になった
これだけ見ると、持ち家のほうが実質2,500万円で住むことができたように見えるため、持ち家のほうが得に見えますが、持ち家は購入価格以外にかかる費用が大きいことを忘れてはいけません。
- ローンの金利 ・・・ 3,000万円で仮に1% 35年なら約600万円
- 火災保険
- 固定資産税
- 修繕費 ・・・ お風呂、外壁、床、屋根など、平均1,200万円ほど
これらの費用を加味していくと、実質の費用は
- 賃貸 ・・・ 約3,500万円(家は残らない)
- 持ち家 ・・・ 約4,500万円(家は残る)
持ち家の場合は、家は自分のものになるものの、同時に先述のリスクも引き受ける必要があります。
前提条件は無数に考えられるため、一概には言えませんが、安易に「持ち家は資産になる」と思って買うのは危険であるということは覚えておいてください。
「持ち家」の考え方について
ここまでお話ししてきたのはあくまで「持ち家をお金の損得で考えると大部分で損をするケースが多い」ということです。
しかしながら、「持ち家」は単純に「お金の損得」で考えるものではありません。
家を買う行為の一番大きな動機は「家族と心豊かに生活するため」だと思います。
欲しいものを、リスクを恐れてやめてしまうのではなく、様々なリスクを分かった上で買うというのも、人生を豊かにする上では大事なことです。
それを理解した上で、心豊かな人生を送る上で必要か?必要ではないか?を考えてみること自体が大事なのかもしれませんね!
いかがでしたか?
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【固定費見直し】毎月のスマホ代を見直してみよう!
突然ですが、皆さんは毎月の携帯、スマホ代にいくら支払っているのか、意識はされていますか?
例えば固定費支出を5000円減らす事と、収入を5000円増やす事、どちらも手元に残るお金が増えるという意味では同じことですから、「お金を守る」という意味では、固定費を見直してみる!ということも、とても大切な視点です。
今回は、5年前にソフトバンクから格安SIMに移行した筆者の体験談も交えながら、スマホ代の見直しについて考えてみましょう!
※今回の記事は、主にドコモ、au、ソフトバンクの大手3キャリアをご利用の方向けの内容になっていますので、「既に格安スマホを利用しているよ!」という方は、今回は聞き流してください(笑)
キャリアごとの平均月額料金を見てみよう!
まずは、キャリアごとにスマホ代をどれだけ支払っているのか?という調査の結果を見てみましょう。(別サイト)
携帯支払いの月額平均は大手3キャリアは「8312円」、格安SIMは「4424円」――MMD研究所調べ - ITmedia Mobile
https://www.itmedia.co.jp/mobile/articles/2011/27/news094.html
データだけ見てみると、大手3キャリアからの移行を行うだけで月平均4000~5000円の節約ができるパターンがほとんどである、ということがお分かりいただけると思います。
しかしながら、総務省発表のデータを見る限りでは、そのまま大手3キャリアを使い続けている人も未だに多いのも事実のようです。
※総務省|報道資料|電気通信サービスの契約数及びシェアに関する四半期データの公表 (令和2年度第4四半期(3月末))
https://www.soumu.go.jp/menu_news/s-news/01kiban04_02000187.html
筆者も5年前にソフトバンク→楽天モバイルに移行したのですが、ソフトバンクと契約していた時は月額約1万円だったものが、一気に月額4000円(どちらも端末代込)になりました。
契約を見直しただけで月額6000円もの節約になり、当時は「なんで早くやらなかったんだろう・・・」と思ったものです(笑)
見直しを阻害する要因への回答
とはいえ筆者もそうでしたが、大手3キャリアから乗り換えるにあたって、様々な懸念事項があるかと思います。
乗り換える際に気になる点について、回答していこうと思います!
大手3キャリア特有の「2年縛り」について
よくあるパターンとして、2年定期契約、いわゆる「2年縛り」の存在のせいで、見直しに踏み切れない方もいらっしゃるかと思います。この点は、近年総務省が問題視している、大手3キャリア特有のシステムですね。
特定の期間以外では、解約違約金として約1万円の費用が発生するというものですが、「違約金が払いたくないから、乗り換えはやめとこう・・・」となりがちではないですか?
結論として「違約金を支払ってでもすぐ乗り換えた方がいい」です。
先ほどの記事の調査結果を例にとって、乗り換える場合とそうでない場合の年間支出の差を見ると・・・
・大手3キャリア(月額8,000円)
→ 年間96,000円
・格安SIMに乗り換え(月額4,000円 + 違約金10,000円)
→ 年間58,000円
※年間38,000円の節約!
このように、乗り換えた時点で年間支出の削減になることは明らかなので、なるべくすぐに乗り換えるだけ節約につながる、ということはお分かりいただけると思います。
端末について
大手3キャリアと契約している方は、端末代金を分割で支払っている方が多いと思います。
解約すると、決して安くはない端末代金の残債を支払う必要があるため、解約をためらう方もいるかと思いますが、こちらに関しても、残債を支払ってでも乗り換えた方が色々と得ができます。
大手3キャリアの場合、端末の購入は「必ず各種キャリアを通して購入する」必要があります。
対して格安SIMの場合「キャリアの用意した端末、手持ちの端末どちらも使える」という、自由度の高い仕組みです。なので、
- 安い端末を購入する
- 中古端末を購入する
- 手持ちの端末を使う
などの工夫次第で、端末代金を節約する選択肢が増えます。
もちろん解約時に予めSIMロックの解除(大手3キャリアだとサイトから無料でできます)しておくことで、残債支払い済みの端末をそのまま流用できます。
その他
その他、考えられる、乗り換え前の懸念点について、簡単に回答していきます。
まず、通話料がおおむね30秒10円など、定額でない点については、LINE通話の活用や、無料通話オプションが用意されている格安SIMを使えば問題ないです。
キャリアメールが無いことも、当初は不安に思いましたが、今はGmailで全く問題ない状況です。メールを使うシーンも近年は減ってきました。
通信が安定しないのでは・・・?という点についても、通常使用ではほぼ差を感じることはなかったですし、自宅にWIFIがあれば不便を感じることも有りませでした。
このように、乗り換えることでストレスを感じるシーンが無く、料金だけが安くなるので、固定費の見直しという点でスマホ代は、すぐ着手すればするほど、コスト面での効果がすぐ実感できる項目ですので、まずはご自身のスマホ代を見て、見直しを検討してみることをおススメします。
まとめ
いかがでしたか?
月々支払っている固定費を見直すだけでも、ご自身の「お金を守る」ことにつながります。
大手3キャリアが今年の3月にスタートさせた新料金ブランド(ahamo、povo、LINEMO)への乗り換えは、2年縛りの違約金も免除される※ため、
「これまでスマホ代は手をつけてこなかった・・・」
という方は、検討してみてはいかがでしょうか?
※各キャリアにより細則が異なるため、詳細は各社サイトをご確認ください。
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【固定費見直し】「正しい節約」ってなんだ?【後編】
今回も引き続き、「節約」について説明していきます!
前編では未来におけるお金の問題を解決し、豊かな生活を送る上で、なぜ「節約」を最優先で実践すべきなのか?および節約に関する注意点について説明させていただきました!
※前編はコチラ!
【固定費見直し】「正しい節約」ってなんだ?【前編】
今回は前編でお話しした「優先順位」に基づいて、具体的に固定費の見直しでフォーカスすべき家計の支出項目についてご紹介いたします!
前編と併せて、節約の「キモ」となる部分が理解できますので、是非最後まで読んでみてください!
見直しを検討する支出の整理
人生における高い買い物を理解する
前編で説明しましたが、「節約」で大事な考え方は「難易度が低く効果が高い」支出項目に注目することです。
まずは、効果の高い項目に注目してみる!ということで、人生における高い買い物TOP3を見ていきましょう。
No.1【家】
第1位は「家」です。
人にもよりますが、持ち家の方の平均購入額は約3,000万円です。
ほとんどの方がこれをローンで購入しますので、仮に35年でローンを組んだ場合の利息は1,300万円。
従って家を買う場合は平均すると約4,300万円かかる計算になります。
No.2【保険】
第2位は意外なことに「保険」です。
様々な種類の保険が存在しますが、概ね一生涯で保険に掛けている金額は2,000万程度といわれています。
※保険に関連する記事はコチラ!
No.3【車】
第3位は「車」です。
車に関しては、どんな車に乗るかによって幅が大きく変わりますが、仮に20-70歳の50年間車に乗り続けた場合、4,000万円ほどかかる計算になります。
このようにだいたいの合計金額を見てみると、いかに人生でこれらの項目に大きな金額を支払っているのかがわかりますね。
例:主たる生計者の所得が30万円の家庭
ではここから仮に、主たる生計者の方の所得が月30万円の家庭で考えてみましょう。
この場合、税金等の控除を差し引くと約25万円の手取りとなりますので、その手取りに一般的な家庭の支出を当てはめてみて考えてみましょう。
おおむねこのような感じでしょうか?
一見するとそこまで贅沢しているという感じでもないのですが、この感じだと支出はザックリ30-40万円程度になります。
だいたいこの収入だけでは足りないという結果になるため、多くの家庭が、この中のどこかをガマンしたり、共働きをしたりする必要があるのですが、お子さんができるとそれも難しくなってきます・・・。
大きな支出を削る
では、何を削るべきか?
前編でもお話しした通り、小さいものを削るというのはあまり効果的でないだけでなく、気持ちが淋しくなってしまいます。
上の表でいうと、例えば食費を削るとなるとツラいのは想像に難くないですし、水道光熱費も効果が限定的ですね。
表の中で「難易度が低い」もしくは「効果が高い」と思われる項目にフォーカスする必要がありますので、注目すべきは、
- 家
- 保険
- 車
- 携帯代
この、人生における高い買い物TOP3と携帯代を含めた4つになります。
「節約」を考えるとき、主にまずはこの4つの項目に着目して行動をしてみることがとても重要です!
まとめ
いかがでしたか?
今回は節約において「難易度」と「効果」で考えたときに、着目すべき支出項目について説明させていただきました。
重ねて言いますが、注意していただきたいのは「気持ちが淋しくなる節約はしない」ということです。
先ほど紹介した「着目すべき支出項目」についても、皆さんそれぞれの価値観と照らし合わせて、支出を削るかどうかは決めていく必要があります。
「いい家に住みたい!」という価値観を持っている人は、その他の項目から考えていけばいいように、4つの項目でも難易度は人それぞれになりますので、それぞれ容易に始められるものから「節約」について考えていきましょう!
次回は4つ項目の中でも、比較的着手しやすい「携帯代」について説明しますので、是非ご期待ください!
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【オンラインセミナー】30分で分かる!全額経費で社長の退職金積立
まだ退職金を保険で積み立てている?
社長の退職金積立は、全額経費計上できる「企業型DC」セミナー
【開催日程】
令和3年8月25日(水曜日)
13:30-14:00
セミナー概要
現在加入者が右肩あがりで増え続ける企業型確定拠出年金。
その加入者は750万人を超えており、厚生年金加入者の5人に1人が実施する制度となりました。
福利厚生制度や退職金制度として拡大している制度ですが、本セミナーでは、この企業型確定拠出年金を活用した、役員退職金の作り方という絞った内容でご説明いたします。
こんな方におすすめ
-役員退職金を保険だけで準備している
-従業員の退職金制度を考えている
-社会保険の適正化を図りたい
セミナーの内容
企業型DCの特徴と「社会保険」と「税金」ルール
企業型DCを活用した役員退職金の効果的な作り方
制度導入のための、たった1つの条件
企業型DCのデメリット整理
セミナー詳細
開催日時:令和3年8月25日
開催方法:オンライン(zoomウェビナー)
参加費用:無料
講師:株式会社アーリークロス、DCコンサルタント®西田
確定拠出年金に記事はこちら
【固定費見直し】「正しい節約」ってなんだ?【前編】
今回から少し趣向を変えて、数回にわたって「節約」について考えていきましょう!
未来におけるお金の問題を解決し、豊かな生活を送る上で、まず最優先で取りかかっていただきたいのが「節約」です。
しかし間違えた節約を実践してしまうと、逆に豊かな生活からは遠ざかってしまいます・・・。
今回から2回にわたって、「節約」をテーマに説明させていただきます。
前編では、なぜ節約を最優先に実践するべきなのか?というところから、節約の注意点について説明していきます。
「節約」をより深く理解すれば、豊かな生活に更に近づくことにつながりますので、是非最後まで読んでみてください!
「節約」を最優先にする理由
「目標」に対する「行動」の優先順位のつけ方
皆さんは「7つの習慣」という本はご存じですか?
人生を豊かにするための原則について書かれた名著ですが、この本の一節には「重要度」と「緊急性」という2つの軸で優先すべきことを整理する大切さが説かれています。
最近では、そこから派生して「難易度」と「効果」の2軸で行動の優先順位をつける考え方も広く知られています。
上図のような「難易度&効果で考える4つ領域」における優先順位は以下のように考えます。
- 難易度が低く効果性が高い = すぐに実施すること
- 難易度は高いが効果性は高い = 中長期的に取り組むこと
- 難易度は低く、効果性も低い = 時間があれば行うこと
- 難易度が高く、効果性も低い = やらないこと
物事を行う優先順位を決める際に、「難易度が低く効果が高いこと」を優先すればより高い効果を得ることができます。
「未来のお金の問題の解決」のための優先順位
私たちが「未来のお金の問題」を解決する!という目標を掲げた際に、行動として考えられるものは以下の4つになります。
- 給料を増やす
- 資産運用をする
- 副業をする
- 支出を減らす(節約)
これらの行動を先ほどの図に当てはめて、優先順位を考えてみましょう。
このなかで給料を増やすことは、ご自身ではなく会社(上司)が判断することなので、すぐに増やすことは難しいことです・・・。
資産運用と副業も効果は高いですが、正しい知識を得て、結果に結び付くまでに時間が必要です。
更にこの3つのことには「税金」がかかります。
対して「支出を減らす(節約)」に関しては、やり方を理解するのも容易で、自分の判断ですぐできることですので、もちろん資産運用は継続して学びながらも、まず優先順位が高いのは「節約」です。
従って優先順位の図は下記のようになり、まず「節約」に取り掛かるのが適切、となります。
【注意!】間違った節約をしない!
ここまでで「よしっ!節約だ!!」となった方、少し待ってください。
節約という言葉を聞いて、真っ先にこのような行動を思い浮かべた方は注意が必要です!
- 食費を削る
- 電気をこまめに消す
- 節水する
- スーパーのチラシを見て、より安いものを買いに行く
先ほどの優先順位の話に当てはめると、これらのことは「手間(難易度)の割に効果が低いこと」ではないでしょうか?
節約にあたって、多くの人が陥りがちなのが「手間の割に効果が低いこと」からしてしまうことですが、ここから着手してしまうと、あまり効果が実感できないだけでなく、抑える項目を間違えると、必要以上の我慢を強いられて心が荒む可能性すらあります。
「豊かな生活」とは真逆の状態になってしまいますので、ここだけは注意してくださいね!
未来におけるお金の問題を解決し、豊かな生活を送るために、節約を最優先である理由と節約の注意点についてご理解いただけましたか?
今回ご紹介した優先順位のつけ方については、お金の問題だけでなく、あらゆることに活用できますので、ぜひ覚えておいてくださいね!
後編では具体的にどういった項目の支出を抑えるべきなのか?一般的な家計のデータから「難易度が低く効果が高い」支出項目を一緒に見ていきましょう。ご期待ください!
※後編はコチラ!
「おかねの勉強」に興味がある!
そんな方は、是非アーリークロスにご相談ください!
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【経済のつながりを理解しよう】外貨と国内株式・債券の関係性とは?
以前、外貨と貿易の関係性についてご説明させていただきました。
※前の記事はコチラ!
前回は為替の動向が個人と企業にどのような影響を与えるのか?ということについて説明しましたが、今回は資産運用の分野に、外貨がどのように影響するのか?外貨と国内株式および債券との関係性について解説します!
これが分かると、為替の変動を見れば国内株式、債券が上昇するのか?下落するのか?が一目でわかるようになりますよ!
外貨と国内株式の関係性
まずは為替と株式の関係から見ていきましょう。
結論から言うと、為替が円高に振れると株価下落、円安に振れると株価上昇という風に値動きが起きるのですが、なぜそのような値動きになるのか?詳しく説明していきます!
※外貨と株価
- 円高 → 株価下落
- 円安 → 株価上昇
「円高 → 株価下落」のしくみ
為替が円高に振れるということは、海外の立場からすると「仕入れ価格が上昇」することを意味します。
例えばアメリカから200万円の日本車を買うとして、1ドル100円の時であれば20,000ドルで購入できますが、円高により1ドル90円になった時に購入する場合は約22,000ドルと、2000ドルほど余分に支払う必要があります。
例:アメリカで200万円の日本車を買うときの購入価格
- 1ドル100円の時 → 20,000ドル
- 1ドル90円の時 → 22,222ドル
海外の立場からすると、当然値段が安い時に買いたい!となりますので、円高で仕入れ価格が上昇すると、必然的に日本の輸出量が減少します。
従って日本の輸出産業を中心に企業の業績が悪化しますので、結果として株価の下落につながる・・・というのが、「円高 → 株価下落」のしくみです。
「円安 → 株価上昇」のしくみ
では逆に為替が円安に振れた場合はどうでしょうか?
円高の場合と逆に、円安時は輸出価格が下落することは、先ほどの例からもわかるかと思います。
海外からすると
「今、日本で買いものすれば安くたくさん買えるぞ!」
となり、円安になるとドンドン日本からモノを買ってもらえるようになります。
こうなると日本企業の販売量(輸出量)が増え、企業の業績が改善されるため、株価の上昇が起こる・・・という一連の流れが発生するため「円安 → 株価上昇」ということが言える、ということです。
外貨と債券の関係性
次に円高もしくは円安によって、国内債券の価格はどのように変動するのか?見ていきましょう。
こちらは円安になると国内の債券価格は下落し、円高になると債券価格は上昇します。
※外貨と債券
- 円高 → 債券価格上昇
- 円安 → 債券価格下落
しくみを詳しく見ていきましょう!
「円高 → 債券価格上昇」のしくみ
為替と債券価格を見るときは、株式とは違い「国内の視点からの仕入れ価格」を見ます。
国内の立場から見ると、為替が円高に振れるということは、「仕入れ価格が下落」することを意味します。
仮に「アメリカで1,000ドルで売ってるブランド物のバッグを買いたい!」となった時に、1ドル100円の時は10万円で買えることになりますが、1ドル90円の時には9万円と、1万円も安く購入できるようになる!ということになります。
例:日本で1,000ドルのブランドバッグを買うときの購入価格
・1ドル100円の時 → 10万円
・1ドル90円の時 → 9万円
このような形で仕入れ価格が下落すると、国内企業が輸入した製品を、国内で販売するときに安く提供できるようになるので、全体的な物価も下落します。
モノやサービスの価格が低下し、物価が下落すると、お金の需要が低下するため、金利が低下します。
債券の多くは発行時から償還までの利率が変わらない固定金利型ですので、世の中の金利が低下すると、金利が変わらない債券の魅力が上がり、債券価格は上昇する・・・というのが「円高 → 債券価格上昇」のしくみです。
「円安 → 債券価格下落」のしくみ
次に円安になると債券価格が下落するしくみを見ていきましょう。
先ほどとは逆に、円安の進行によって、国内の仕入れ価格は上昇していきます。
仕入れ価格が上昇すると、物価が上昇するということまでは、ご理解いただけるかと思います。
物価上昇の傾向が強くなると、人々は少しでも安い値段で早くモノを買おうとするので、お金が使われるという状況が生まれます。
金融機関はお金の流出を防ぐために、より有利な高い金利を預金者に提示するようになり、その結果、金利が上昇するという現象が起こります。
金利が上昇するということは、相対的に債券の魅力は下がりますので、債券価格は下落する・・・というのが、「円安 → 債券価格下落」というしくみです。
債券価格の上下に関しては、物価と金利が絡んでくるため、少し複雑ですが、最低限
- 円高 → 債券価格上昇
- 円安 → 債券価格下落
この部分だけでも覚えておいてもらえると、為替のニュースを見たときに、今までよりも深く理解ができるようになりますね!
まとめ
今回は外貨と国内株式および債券の関係性ということで、為替の変動が株価と債券価格にどのように影響しているのか?を見ていきました。
ここが理解できていれば、外貨の動向を追うことで、株式、債券の値動きが分かるようになり、資産運用にも役に立つことでしょう。
知識をひとつずつ身につけていく事で、ご自身の資産を守る力を磨いていきましょう!
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