DC導入インタビュー : 有限会社 楽天地様
お客様情報
| 地域 | 福岡県 |
|---|---|
| お客様名 | 有限会社 楽天地 様 |
| 従業員数 | 30~40人 名 |
大手企業との人材獲得競争が激化するなか、株式会社楽天地様は“中小企業だからこそできる”社員重視の経営を貫いています。
同社が掲げる理念は、「物心両面の幸福の追求」。その実現のために導入したのが、企業型DCでした。
水谷社長が語る「いい会社をつくりたい」という言葉の裏には、従業員一人ひとりの将来に対する深い想いがあります。
今回の導入は、単なる福利厚生の拡充にとどまらず、「会社の成長」と「従業員の安心」の両立を実現する、経営戦略の一環でした。
制度を通じて生まれた意識の変化、採用力の向上、そして“未来をともに描く”ための取り組みについて、水谷社長にお話を伺いました。
【内容】
導入前の課題・背景
・制度導入前、どのような課題を感じておられましたか?
私たちは「従業員を家族のように想う」というスタンスで経営をしています。
だからこそ、社員が将来の不安を抱えたまま働く状況を何とかしたいと考えていました。
私が小さい頃から「お金の知識がない」ということが人生にマイナスの影響を与えてしまうという場面を見てきたことが、金融の勉強を始めようと思った原体験となっています。
だからこそ「社員にはお金の知識を持ち、自分の力で人生を守れるようになってほしい」と考えるようになったのです。
会社としてはすでに退職金制度を用意していますが、「守る」だけでなく、「育てる」力を従業員に持ってほしい。
その想いから、経営陣と従業員が一緒になって、楽天地全員で育てられる仕組みである企業型DCという制度に注目しました。
サービス検討の経緯
・導入にあたって、どのような工夫や決め手があったのでしょうか?
最初にこの制度を導入することを社内で説明したときは正直、反応は薄かったんです。「将来のために積み立てよう」と言っても、目に見えない話なので響かない。
でも、諦めませんでした。私たちは「社員が納得して選べる形」にしたかったんです。
そこで、給与の引き上げを行いました。
「昇給分を手取りでもらうか、将来のために積み立てるか」を従業員自身が選べるようにしたんです。
結果として非常に多くの社員が企業型DCに加入をしてくれました。(当時の加入対象者35名中30名が加入、この加入率は全国平均を大きく上回る数字)
会社が自分の将来を真剣に考えてくれていると感じた社員も多く、『これって会社からの愛だよね』という声も上がりました。
この高い加入率にいたったのは日頃からの社員との信頼関係があって私を信じてくれたからこそ実現した成果だと思います。
導入後の効果・変化
・導入後、従業員や会社にどのような変化がありましたか?
導入当初は「運用なんて怖い」「ギャンブルでしょ」という声もありましたが、
少額からでも資産が増えていくのを実感するうちに、社員の考え方が変わってきました。
最近では「自分の口座を見て、増えているのが楽しい」という話題も出るほどです。
私が大切にしている言葉に「魚を与えるのではなく、魚の釣り方を教える」というものがあります。
DC制度はまさにそれだと思っております。会社が「魚(お金)」を与えるのではなく、社員が自分で釣る力を育てる仕組みだと。
アーリークロスさんは社員にその力を付けてもらううえで大きな役割を果たしてくれました。社員向けの説明会の分かりやすさや、その後の個別相談へのフォローなどにはとても感謝しております。
採用面でも大きな効果がありました。
面接で制度の話をすると、候補者から「中小企業でここまで福利厚生が整っているのは珍しい」と驚かれます。
実際、他社から内定をもらっていた優秀な学生が、「理念に共感して入社を決めた」という例も増えています。
今では、DC制度は「楽天地が選ばれる理由」の一つになっています。
【お客様から一言】
・今後の運用や展望について教えてください。
今後は、制度を「入れるだけ」で終わらせず、社員が育てていく仕組みにしていきたいと考えています。
そのために、年1回のフィードバック機会を設け、運用状況を確認する場を作る予定です。
それによって、社員が自分の積立額を見直したり、家族で将来の話をするきっかけにもなればと。アーリークロスさんはこういう時にもすぐに相談に乗っていただけるのでとても頼りにしております。
「中小企業でも本気でいい会社を作りたいと思うこと、それが社会を良くする一歩になる。」
この信念のもと、これからも社員とともに未来を描き続けていきたいと思っています。
【記者からの一言】
株式会社楽天地様、このたびは貴重なお話をありがとうございました。
楽天地さんは全社一致で自分の将来に責任を持ち、みんなで資産を育てるという文化を企業型DCを通して醸成してきました。その一体感と安心感が、「福岡のもつ鍋といえば楽天地」というブランドに繋がっているのかもしれません。
「世界のもつ鍋王」になることを目標に掲げている楽天地さん、我々も企業型DCという制度を通してその夢を後押ししていきます。
申し込みまでの4STEP
ご相談はオンラインでの対応となりますので、サポートエリアに制限はございません。
もちろん、とりあえず制度概要を説明して欲しいというご相談も可能です。
課題が企業型DCだけでは解決できないような場合は、他の制度についてもご案内させていただきます。
お見積り金額に対し、費用対効果をより明確にしたい場合は詳細シミュレーションを行う事も可能です。また、あらかじめ従業員の温度感を知りたいという方であれば、状況に応じて事前説明会も可能です。
制度開始までは6カ月程度を要しますので、その間、実務支援や投資教育を行います。
ワンストップでしっかりサポートいたします。
是非お気軽にご相談ください。



